インデックス投資とはインデックスに連動する金融商品を買うことです。基本はそれだけです。
インデックスの種類は株価指数、債券指数、REIT、コモディティ、先物指数も含めると非常に多彩になります。身近なところですと、日経平均やTOPIXですね。ダウ平均やNASDAQ、MSCIコクサイインデックスなどを含めると非常に広範な会社に小額から投資できます。
インデックス投資の特徴は、個別銘柄の集合体の完全性、個別銘柄の一部を切り出す抽出性ファンドによって異なりますが、一般的には低コスト、低リターン、低ボラティリティ、低リスクと言った商品になり、一夜にして一攫千金になったり、大暴落して紙切れになることは通常の経済活動が行われていれば天文学的確率になります。
インデックス投資と言っても、先物ではなく現物に裏付けされた商品であれば、株主配当相当の分配金も得られることが出来ます。配当金の平均も取れるので、株主優待の差や動向をいちいち細かくチェックする必要はありません。
また、別名でパッシブ運用とも言われます。パッシブとは受身という意味です。反意語はアクティブ投資になります。市場平均を狙うのであれば、コンピューターが適当なタイミングで適当な量を機械的に売買すれば良いので、ファンドマネージャーは要りません。
また、インデックス投資ですが、「ドルコスト平均法」と相性が良いと思われます。同じあたりの水準をウロウロするレンジ相場と呼ばれる値動きが長期的に続いた場合、ドルコスト平均法で少しずつリターンを積み上げることもできるので検討する価値くらいはあると思います。
利点ばかりではなく、長期的にインデックスが下がった場合は負けになります。が、下落相場でのアクティブ運用はインデックス運用よりも損失を被ることがあります。平均的な負けで済みます。
ただ負けてしまうのは面白くないので、複数のインデックスを組み合わせます。「負けそうだなあ」と思うインデックスの所有比率を下げて、「騰がりそうだなあ」というインデックスを多めに持つことで、資産運用全体として損失をカバーできるアロケーションという投資手法も可能です。
インデックス投資は入り口は入りやすく、実際のところ奥が深いのでこれからも運用しながら勉強していこうと思います。