インデックス分散投資を長期で行っていると絶対に避けては通れないテーマだと思います。
一般的に、インデックス分散投資は定額積立投資で一定間隔で買い付けて(ドルコスト平均法)それをそのまま長期保有するバイ・アンド・ホールドが基本戦略とされています。
バイ・アンド・ホールド(英語: Buy and hold)とは、投資家が証券を購入後、長期に渡り保有し続ける投資戦略の事である。(Wikipediaより)
ただし、今回のような米中貿易摩擦や過去のリーマンショック、東日本大震災みたいな急激な株下落・為替ショックが今後も何度も起こると思います。分散投資をしていればダメージも分散されますが、それでも無傷というわけではなく含み益が減ったり、場合によっては大きな含み損になることもあります。
そのピンチのときに投資ができる「余力」が非常に重要だと思っています。その余力を生むのが投資を休むという行動です。
休むも相場(やすむもそうば)
常に売ったり買ったりするばかりでなく、ときには手仕舞いを行い建玉も持たず、次の機会を待つのも相場道の1つであることをいう相場格言。
相場で勝ったときはリスク資産を少しずつ安全資産側に切り替えていく。ということも大事だと思います。というのは、低金利通貨の日本円特有の問題もあると思っていて今も円キャリートレードは行われており、この円キャリートレードの巻き戻しで一気に円高が進みやすいという特徴があります。
今もトランプ・パウエルショックで為替が過敏に反応しています。今回の調整規模がどれくらいになるか分かりませんが、相場が落ち着いてくればまた投機筋が円キャリートレードを再開し円安方向に動くことになると思います。
「休むも相場」でキャッシュ化してしまうとインデックス長期投資にならない、という意見もあると思いますが、急落を最小限の被害で避けられることができれば最終的なリターンにも影響してきます。
これは一歩間違えればギャンブルになってしまいますが、為替の『ドル円』を指標として判断していけると考えています。円安に進み過ぎて勝っているときはポジションを軽くして休む、という投資方針をこれからも行っていきたいと思います。
参考URL:超低金利でも円高ドル安が進んでしまう不思議
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190819-00029675-president-bus_all
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