なんか、しんみりするBGMが多いので見ていて心苦しい場面もありました。よく日本経済の問題に踏み込んだ作品だと思いました。
マンガの出だしが、一杯280円のコーヒーショップに入らず、マイ水筒でお茶を飲む節約サラリーマンが出てきて、自分とかぶってシュンとしてしまいました。
マスコミや日本政府のミスリード?経済が理解出来ていないが為の誤解なのか、緊縮財政をし続ける日本。緊縮財政を始めた橋本政権から明らかに日本経済の没落は続いているのに、更に緊縮財政をしようとする日本政府・日本銀行への批判がたっぷり詰まっています。
「量的緩和はやったが、効果はなかった!!!」とする日本銀行ですが、確かにインフレにならないように量的緩和は日銀はやっていました。その結果、円キャリートレードが起こってしまい、大変なことになったのは記憶に新しいところです。ようは使い方で、日本の億万長者が有利になるように緩和してもダメなようです。
このマンガでは今までのように量的緩和ではなく、雇用不安で苦しむ多くの人がいるのですから、特にそういう日本国民に対して仕事を与えるような公共投資をやるべきで、その為の財源は日本銀行が刷れば良いとしています。
ちゃんと、利権で中抜きせずに日本の足元まで届くように日本銀行と日本政府が実質GDPに応じたお金の使い方をすれば、その投資で生まれる国内雇用から得られた給料で日本のモノとサービスは正しく消費され、日本はあっという間にデフレ脱却、景気が回復すると言うのです。
本当でしょうか。日本銀行が1000兆円引き受けると言えば、一瞬にして日本は借金が無くなるそうです。
まあ、それは極端な話ですが、今のままの緊縮財政でプライマリーバランスが黒字化するのであればとっくに黒字化していないとおかしな話ですよね。デフレ脱却の方向性は政府や民主主義に沿って国民も考えるとして、今までのような緊縮財政の方向性は止めるべきだと思います。
続きもおいておきます。
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