三菱UFJ信託銀行株式会社の1540 純金上場信託(金の果実)ですが、2013年4月5日の指標価格は 金1g = 4,797円(東証終値は一口 = 4,735円)になっています。最近はこのあたりの水準に張り付いている感じです。
「金の果実」シリーズ|三菱UFJ信託銀行自分が立てた運用投資ルールですと、株価の暴騰局面では安全資産を買うことになっております。多くの人が株を買っている場面では株を売り、多くの人が株を手放さなければならない場面で株を買うという投資スタンスです。世間一般と全く逆のことをすることになります。
アベノミクス+日銀バズーカで騰がる株式や、不動産へ追加投資をしたいところですが、ここは我慢して、安全資産への投資を考えることにします。
日銀バズーカが始まれば、円の希薄化は確実に起こります。実物資産に基づく投資である金ETFですが、通貨の希薄化に対しても金などの現物投資の価値は一般に強いと言われています。投資の教科書的にもインフレには金、有事の金と言われている(!?)はずです。
実際にドルの信認が揺らいだときも金価格は上昇したようです。今度は日本円の信認が揺らぐ?ことで、現物資産の上昇(インフレ)リスクに対する投資対象として、金投資は不動産などと並んで代表的なものになるのではないでしょうか。
金投資には幾つかの投資手段がありますが、保有コストや管理コストについて特有の費用がかかり、更にスプレッドが大きいです。金ETFはその中では比較的費用面でメリットがあり、2010年7月2日に登場した『金の果実』一本で金投資を行っております。
そして金の果実のユニークな特徴として『日本国内に金の現物が保管されている』ということが挙げられます。信託報酬は0.42%です。これよりも良い金融商品が出てくるまでは、これ1本でいこうと思っています。
基準価額が安定しつつ何となくプラスの値動きになっているため、信託報酬についてはいまのところはあまり気にならない水準です。
ただ、安全資産と言っても、リスクがないわけではなく、元本割れの可能性もありますし、あくまでも株や債券投資と組み合わせてリスクヘッジのような投資であることを忘れてはいけないと思います。
日銀の金融緩和策発表から来週更に円安や株高が加速するようであれば、値上がりしたリスク資産を売って、金ETF投資の買い増しをしようと思っています。