投機はゼロサムゲームと呼ばれています。限られたパイを参加者全員が取り合うゲームです。よくFXのような為替取引はゼロサムゲームと呼ばれています。別に何を生み出すわけではないお金のやりとりなので、ゼロサムゲームになります。「外為に投資してるぜ!」というのは、ブログ主は違和感を覚えます。
ゼロサムゲームは勝者の数だけ、敗者の数が存在します。もしくは、勝者が儲けた分だけ敗者が損失を出します。このゼロサムゲームは敗者のゲームとも言われており、中長期的にはプロが勝ちます。素人がミスをした数だけ損失を重ねていき、中長期的には市場から撤退を余儀なくされます。
テニスで例えると、マリアシャラポワから、一回だけ幸運にもポイントを取ったとします。このまぐれあたりは当然続かず、ゲームが続くとマリアシャラポワがどんどん点を取り返すでしょう。テニス素人はマリアシャラポワに99.9999%勝てないと思います。これが敗者のゲームです。
投機は機関投資家が有利で、個人投資家ではその投資環境が貧弱のため、いわゆる「養分」となりやすいと言えます。「市場の肥やし」という表現をされる場合もあります。
それとは異なり、実需の経済活動を通じて各国が経済成長をすると、このパイ自体の大きさが増えます。これが本来の意味での投資と言えます。株式や債券を購入することにより、本来の使われ方である企業活動や国の借り入れ金としてお金が動いていきます。このパイが増えると、インデックスが連動して増えます。
というわけで、ブログ主としてはインデックス運用を行っており、それ以上のリスクリターンは取らない方針です。ゼロサムゲームにはお金を投じないほうが良いと思います。インデックスに投資をしましょう。
経済混迷/大不況の現在でも世界全体で見れば2~3%は経済成長していると言われており、この経済成長分だけインデックスも成長します。戦略としては、この2%~3%を狙いにいきます。投機はセンスがある人がやるものだと思います。
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