「安全資産」というのを、上場投資信託ETFの中から探してみます。
リスク資産の最たる金融商品を「先進国株式」「新興国株式」と定義します。
(為替リスク+株価変動リスク:最悪の二重リスク)
先進国株式と良く似た動きをするのが、意外にも「1327 商品指数」ですね。先進国株式よりもボラティリティが高い?しかも同じタイミングです。安全資産としては考えられそうにありません。
1699 原油インデックスも多少は逆相関だったりするのですが、ここ2~3ヶ月はリスク資産の値動きになっているので、微妙です。
「1540 金」がやはり逆相関に違い値動きをしたり、下落に付き合わず価格を維持しているので、「リスク資産」と逆の「安全資産枠」としては優秀ですね。今後の値動きについては分かりませんが、過去1年の値動きから判断すると「金」が候補としては有力ですね。
「1542 銀」も一見良さそうなのですが、「1540 金」のほうがより顕著にリスク資産と逆相関になっています。また基準価額が5,000⇒13,000⇒10,000と1年の間に随分と値動きが大きいです。この基準価額の変動が大きい理由は銀地金100グラム単位の取引になることです。
投資の最低売買額が1540よりも大きく、ポートフォリオに組み込むには資産規模が小さいうちは振り回されるのでキツそうです。
以上より、現在のところ「金ETF+円資産」が安全資産としては良さそうです。日本円は当然円建て、為替リスクもなく、デメリットは超低金利という金融商品です。最安定ですが、日本で生活する日本人にとってリターンは望めません。
金ETFも幾つかありますが、投資を始めたばかりの段階では「1540 金ETF(現物国内保管型)」を組み込むのが良さそうです。4000円くらいからと小額から売買可能なのでポートフォリオ調整がやりやすいです。お金持ちなら気にしないのでしょうが、ブログ主みたいに駆け出し投資家にとっては、最低売買金額というのは重要なファクターです。
日本に金地金を現物保管するというのも日本の国力増大に一役買ってもらえそうですしね。レアメタルは円高のうちに世界中から買い占めて日本に置いておきましょう。