ブログ主のポートフォリオでは、国内債券は全体の15%超を占めています。分配金などの不労所得も全て「国内債券」にしています。ライフイベント用の別管理での定期預金も含めれば、資産の30%~40%くらいは日本債券です。
ブログ主はインデックス投資家としては、ポートフォリオ内に占める日本の国内債券投資比率が高めだと思っています。大体5%~10%とされています。
ブログ主は国内債券を重視する理由は下記です。
・日本は円高バイアスがかかり続ける(経常収支黒字国)
・高金利外国債券リターン ≒ 国内債券リターン (山崎元氏の主張)
やはり、山崎元氏の主張は乱暴なところがあるものの、納得させられるものがあります。外国債券投資については、投資信託の手数料や債券選定コスト、更には為替リスクが大き過ぎて、結局国内債券の投資リターンのほうが有利になってしまうことがあります。日本より3~4%利率が良いというだけで無条件に飛びつく代物ではないのです。
外国株式投資で為替リスクをとって、外国債券で更に為替リスクを取った場合は、円高に弱くなり過ぎるポートフォリオが出来上がってしまいます。
海外債券投資 ⇒⇒ 国内債券投資
債券投資については、比重を運用規模が大きくなるにつれて、より国内債券重視にしていきます。
■国内債券はインフレへの備えも出来る。
金利が相当に上昇して日本がインフレになったときは長期債券投資が最適です。上手く行えば物価上昇率と合わせて資産を増やすことができるので、資産をインフレに対応することは可能です。
■国内債券はデフレにもある程度対応できる
デフレ下の投資というのは常にマイナスバイアスがかかっているようなもので、非常に難しいです。というのは、デフレ下では購買力が高まるため、元本保証の定期預金などは価値が高まってしまいます。これは名目金利ではなく、実質金利が高いため起こる現象です。
デフレ下では投資をしなくても日本債券だけで消極的に勝利できます。これもちゃんとした資産運用と言えます。
■国内債券は円高に強い
国内債券の唯一の問題は、「円安に弱い」ということだけです。ただし、これは海外株式投資をしているのであれば対応していることになるので問題がないです。
海外債券投資は資産運用を進めるにつれて、ウェートダウンしていくべき、とブログ主は考えます。 円安になったとしても日本の製造業は復活し、日本の株価も騰がり、海外株式も為替益がプラスされ、分散投資している場合、おそらく日本債券重視にしていたとしても十分に利益が出せそうです。
それにリーマンショックなどのメガトン級の大暴落時にも、国内債券投資はノーダメージです。反撃の安値仕込みの為だけに、別管理で積み立てておいても問題ないくらいの優秀なアセットクラスだと思います。
http://sidebusinessblog.blog.shinobi.jp/Entry/199/「国内債券」投資を重視。運用しながら、国内債券へシフト
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