日本国債の格付けが下がったというニュースがまた入りました。
それにより、円安株安が進んだのですが、結局株価は戻り、円高に戻りました。単なる押し目買いになったということです。日本銀行がETFを23日に194億円購入したようです。株価下落局面では日銀が出てきますので、安心ですね。
TOPIXのPBRは適正水準なので、過度な売りは入ってきても割安感から戻ってきます。事実、28週くらい外国人投資家は日本株を買い越ししているようです。先物投機組は売り越ししているみたいですが、9500円の水準で踏ん張って、うまく日経平均株価が10,000円に戻ることができれば、安心感が広がって再び上昇局面に戻るかも知れません。
さて、日銀がETFを買っているということですが、これはどういうことでしょうか。日本銀行は日本円の発行権を持っています。既に9000億円をETF買いに使うということを名言しており、その9000億円まではタイミングを見て、日本円を刷って、そのお金でETFを買うことになります。
たいした金額ではないですが、日本銀行がお金を出せば日本円の価値が下がることになります。これにより円安にもつながります。円売りドル買いする為替介入をするより、日銀が日本のETFを買って円安になるほうが良いですね。米国債を買っても、円高が進めば評価損が発生してしまいます。
但し、問題なのは経済成長に伴うインフレではなく、小麦価格上昇による食料品インフレがいよいよ日本にも波及し始めているというのが懸念材料です。経済成長を伴わないインフレは経済活動を鈍化させてしまいます。
http://sidebusinessblog.blog.shinobi.jp/Entry/115/日銀がETF買い、既に計2982億円。買い入れ枠は9000億円予定
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