金の価格が上昇中。1597ドル／トロイオンス

ニューヨーク金価格が1600ドル／トロイオンス目前です。ドル円は円高が進み一時78円台に突入したということで、世界経済は混迷している状況です。

ブログ主はポートフォリオのうち、10%近くを純金投資をしているのですが、純金ETF 1540は、グングン価格上昇中です。勝手にポートフォリオのシェアを侵食するように増えていっています。

これだけ暴騰していると、この金を売って、他の投資をしようと思うのですが、日本円での東証指数ではそんなに増えていないんですよね。金が上がると同時に日本円も騰がるので、円建てで見るとジワジワ安定して値上がりしているだけでバブル曲線に見えません。

これほど「金」に投資マネーが集中しているのは、ギリシャショック⇒イタリアショックと続き、アメリカの経済状況も雇用回復に伴わない株価上昇などリスク要因が増えた為だと思われます。日本にもマネーが流れ込むのですが、やはり「金」に集中するようです。

投機筋にとっては、金の価格が上昇しても下げる操作方法が少ないのか、「割高だ！」「金は分配金や利息を生まない！」「もう全部売ってやった！(by ジョージソロス)」という口先介入が良く見かけられます。

ジョージソロスと言えば、2011年5月にあたかも金を全部売ったように報じられたことと証拠金取引規制が重なり、「商品市況が大暴落」したトリガーとなったことがあります。このニュースが報じられ、原油や銀は下落、バブル崩壊しました。

ジョージソロス氏が実際に金関連株などを売却していたのは2011年1月～3月なので、5月14日のニュースとしては時期として適切ではなく、このような危機を煽るように報じるのは嵌め込みニュースであることは確かです。こういう一般人向けに”騙し”テクニックに近いことが行われるときは要注意です。

但し、思惑から外れて？金だけが下がらず、1500ドル⇒1600ドルまで騰がっているので、悔しがっているのか最近はおとなしいですね。1300ドルのときからバブルバブルと言っているようです。

安全資産として買われている場合、安全資産が下がるときはリスク資産が騰がるときです。リスク資産が上昇を始めた場合、「金の上値も限られているし、株価上昇に乗りたい！」という人が我先に金を売って、株を買うというようなストーリーが必要です。

と言うわけで、かなり安心してバイアンドホールドしているのですが、これからの金価格の値動きには注目していきたいです。

ドル円80円の攻防。金バブル発生。

連日、ドル円相場が凄いです。79円になったり、80円になったりしています。やはり80円割れになると円売り勢力が出てくるようで大きく円高を仕掛ける投機筋もいないとのことです。

急激な円高は困りますが、緩やかな円高であればなんとか日本は持ちこたえられる可能性もあるので、なるべくこの水準で暫く粘って貰いたいですね。

自動車業界からは、この円高では商売にならないと緊急声明を発表したようです。ただ、まだ円高バイアスはかかり続けるということで、ここからの為替の値動きには注目します。

個人投資家としては、ジリジリ円高になる局面を見越して一時的に円安に動いたら海外資産を売却、円高に動いたら海外資産を購入というのを繰り返して、円高に対応できるポートフォリオ運用が求められそうです。

82円～83円まで何かの間違いで戻れば利益確定チャンスでしょうか・・・。今は耐えどころ、仕込みチャンスを待つという感じです。そして、金が絶好調ですね。金バブルということで、市場は株や債券を売って、金を買っているようです。リスク資産が安全資産に向かっているということですね。そろそろ、このあたりの反動からリバウンドして頂きたいものです。