世界全体で株価が微妙に下落しています。エジプトの緊張と、中国の減速と、ポルトガルの政治問題が原因のようです。
[ロンドン 3日 ロイター] - 3日序盤の欧州株式市場は小幅安。エジプトの政治的緊迫感がさらに高まり、中国の成長率の鈍化、欧州債務に関する懸念の再浮上が重しとなっている。
序盤の欧州株式市場は下落、ポルトガル株は政局混乱で6%安(ロイター)
6月の中国製造業PMIは数ヶ月ぶりの低水準だったことも嫌気されています。中国は金融システム改革がこれから始まるということで、それもかなりのリスクが発生するようです。
エジプトは民主化運動が最終段階にきているのか、凄い状況になっていますね。米国は傍観状態でエジプトが政治的プロセスによる解決に至るのか、改革が成功するのかどうかを見守るようです。
為替ですがドル円100円を割っています。日本円にマネーが戻っているということで、せっかくリスクオンになったのに、またリスクオフ相場に戻っていそうです。
日本にいると、世界の激動が別世界のように思えますが、投資をしていると影響の大きさに驚きます。日本としては、アベノミクスで硬直化した経済を金融緩和でほぐしつつ、輸出企業の持ち直しと内需の拡大や公共事業の拡大などで経済成長を目指しています。
こういうことが自国のポテンシャルだけでできるのは、世界と比べると恵まれた国なのかも知れません。
投資としては、まだ円安に向かうだけの為替水準ですし、世界全体でリスクオフで下落した資産をコツコツ買い入れていくということをしていこうと思います。
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