投資の本を最初に読んで知ったのが、「複利効果」でした。
投資のリターンを更に投資に回すことで、利益が利益を生み物凄いリターンを生むというものでした。その数字を見ていると、目の前に金塊の山があるような感覚になります。
確かに理論としては正しいのですが、実践となるとかなり厳しいものがあると思います。リーマンショックなどで株価が暴落してしまうと、大きな含み損のまま塩漬けしたり、資金を新たに動かすために損切りを行った個人投資家も多かったのではないかと思います。
「休むも相場」という格言があります。全決済まではいかないのですが、含み益が出たら決済をしてポジションを軽くしておくことも必要なのではないかと考えています。
複利効果を狙うということは、資金効率を最大化している状態です。その状態はリターンも高いのですが、同時にリスクも高まります。もしも株価が実態以上に上がっている状態で複利効果を狙って資金効率を高めていると手痛い損失を被る可能性がでてきます。
これから先、「もう投資なんかしない!すごい損失だった・・・」と思う人が続出するような酷い下落場面は絶対にあると思います。そういうときにこそ買い増しのタイミングなのですが、肝心の資金がないと、身動きがとれません。
株価が実態以上に低いと確信できて複利効果を狙える相場が分かれば良いのですが、それが分からないこそ上昇局面ではシンプルに利益確定をして、リスク資産の新規積立も最低限に抑えます。
複利効果よりも資金効率が桁違いに高いFXなどの信用取引に至っては投機(ギャンブル)の側面が大きく、相場を読みきる力がなければ危険だと思います。
http://sidebusinessblog.blog.shinobi.jp/Entry/274/複利効果をとるか、休むも相場なのか
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