イタリアショック⇒キプロスショックと立て続けに経済危機イベントがあった2月、3月で上昇相場が崩れました。更に利益確定の春で日銀様子見の相場で言うなれば、”暇”ですので次の投資を模索しています。
探していると気になる投資信託がありました。レオス・キャピタルワークス株式会社の「ひふみプラス」です。アクティブファンドですが、投資方針が非常に気になっています。
ファンドマネージャーの著書を見ますと「日経平均を捨てて、この日本株を買いなさい」(ダイヤモンド社)とありますので、インデックス投資反対派(!?)なのかも知れませんが、この投資信託の大きな特徴である『資産を守りながらふやす運用』というのが気になっています。
レオスの投資信託(ひふみプラス)『キャッシュコントロール』という投資手法の名称で説明されています。株価上昇が望める局面では株式比率を高めて、株価下落が見込まれる場合は現金比率を高めるとあります。
この投資手法は非常に同感しておりまして、上昇しきったと思われる場面では利益確定を進めて現金比率を高めて下落のダメージを軽減させる必要があります。
これは突き詰めれば結局「投資のタイミング」になってしまうかも知れませんが、現金/株式の比率(ウェイト調整)で対応することでタイミングの予想と市場の動きをなんとか合わせようとする投資手法だと思います。
今自分で行っている投資も安全資産の基準を35%にしておりまして、リーマン/ギリシャ破綻ショック相場では株式を余計に買う攻めの投資、アベノミクス相場では現金比率を高める守りの投資、を安全資産の保有比率でコントロールしようとしていました。
今は自分が自分の資産のファンドマネージャーをやっておりますので、アクティブファンドは組み入れておりません。ただ近い将来、忙しくて株価なんて構っていられない、投資に割く時間もない!という状況に陥った場合は一旦ひふみプラスに任せて自分の時間を投資以外に使うのも良いかも、と思いました。
マザーファンドの「ひふみ投信」は直接販売のようですが、「ひふみプラス」は現在、SBIネット証券、上光証券株式会社、カブドットコム証券株式会社、マネックス証券株式会社の4つのネット証券会社で買えるようです。信託報酬は1.029%とアクティブファンドとしては業界最安値水準というのもいいですね。(2013年4月3日現在の情報です)