三菱UFJ信託銀行の「金の果実シリーズ」。東京証券取引所の証券コードは1540、1541、1542、1543になります。
金の現物を国内保管、現物交換も可能であり、ETFとして東証に上場しており、株式取引が可能であるという商品です。資源が限られている地球で、自国にレアメタルを蓄えるという社会的貢献の側面もあるということです。生物多様性という取り組みにより、先進国から新興国にお金が流れる仕組みは作られてしまいそうですが、国力増強ということで、金の保有量は増やしていきたいです。
資産運用の中でも不動産や貴金属投資というのは、現物に裏付けされている投資であり、ポートフォリオの1割くらいは入れておきたい商品です。
通貨や債券や株券は価値がありますが、それは裏付けとして”信用力”があるから価値があり、この”信用力”が低下すると価値が下がります。
国家がデフォルトするなど、国の信用力が低下すると通貨の価値が下がることがあります。酷い場合には、本当に紙屑のようになってしまう国もあり、ハイパーインフレとなってしまった国もあります。
AAAとされていてもリーマンショックのように想定外?のような場合は、AAAの信用力のサブプライムローン債券も破綻してしまう訳で、やはり紙屑となってしまい世界中に不況をばらまく結果となりました。
しかし、貴金属投資は分配金がでるものではありません。守りの資産として利用していきます。株価が下落しても金価格は一緒に低下することは稀です。株が売られて株価が下がりますが、その株を売って得られたマネーで金が買われるということがあり、「逆相関」の値動きをすることが良くあります。
株価が低下し、金価格が上昇 → 株を購入、含み益の金を売却
株価が上昇し、金価格が低下 → 金を購入、含み益の株を売却
これを繰り返すと、ナンピンと利益確定が上手く交互に行える可能性があります。積立投資をしているのであれば、毎月の積立金を上手く使って減った分を補うようにすると手数料コストが節約できることもあります。
金投資ですが、ETFでもあるので、株式売買と同じように扱うことが出来ます。上手く活用していきたいですね。金の保有量が増えれば、日本国の信用力も上昇し、円高になる可能性もあります。円高になれば、海外投資を増やして所得収支の更なる増加が望めます。
http://sidebusinessblog.blog.shinobi.jp/Entry/88/金ETF 金の果実シリーズ
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