中国の第2四半期のGDPが7.5%。国内総生産が鈍化しているようです。
[北京 15日 ロイター] - 中国国家統計局が15日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は前年同期比7.5%と、第1・四半期の同7.7%から鈍化したものの、ロイター調査のエコノミスト予想とは一致した。
第2四半期中国GDP、前年比+7.5%に鈍化:識者はこうみる (ロイター)
2013年としては今後、経済改革が進むみたいなので、順調に目標の7.5%が達成される?という見通しのようです。減速・失速はしているものの、それほど大きく落ち込んでいない?ようです。
ただ先週末には、中国財務相は7%を大きく下回ることも容認すると発言しています。(なぜか、後に修正)
[上海 12日 ロイター] - 中国の楼継偉財政相は、今年下半期の経済成長率が7%を大きく下回ったとしても中国政府が容認する構えを示した。12日の新華社電によると、同相はワシントンでの米中戦略経済対話の合間に、2013年の中国国内総生産(GDP)伸び率が7%になる可能性があると発言した。中国政府の今年の成長率目標は7.5%であり、同相の発言通りになれば、初めて公式目標が未達に終わる
中国財政相、7%下回る下半期成長率も容認の構え (ロイター)
とりあえず、7.0%を大きく下回ることは中国としては認めないみたいですので、まあ7.5%を達成するのでしょう。
『固定資産投資』の大幅な増大が中国GDPを押し上げていたのですが、今回の内訳を見ても前年同期比で20.1%と高い伸びを示しています。減速の原因は『不動産販売』『鉄工業生産』で、これらが目標を下回っているみたいなのでGDPが減速したみたいです。
最近、過剰生産能力で受注減、というニュースも出ていました。普通に『鉄工業生産』は落ち込んでいるのだと思います。
それでも年間のGDPを目標以内(7.5%)に収める、というのは、これらの下落分を『固定資産投資』で持ち上げることで達成するということですから、かなりリスキーな印象を受けました。やはり、今後も気をつけて中国の各指標や株価を見ていくことが必要になりそうです。
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