新興国の成長が減速する見通しが出ました。
[ワシントン 9日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は9日、最新の世界経済見通しを公表し、2013年の世界経済の成長率予想を前回4月時点の3.3%から3.1%に引き下げた。14年についても前回の4.0%から3.8%に下方修正した。新興国の成長減速やユーロ圏の景気後退の長期化が理由とした。
2013・14年の世界成長率予想引き下げ、新興国が減速=IMF世界経済見通し(ロイター)
逆に日本の成長率は1.6%から2.0%に上方修正という、世界経済の成長は引き下げですが、なんと日本はプラス・上方修正というニュースのようです。
日本は金融緩和が民間需要を支えているとして分析されています。株の塩漬けなどが解消したりして、消費に向かっているのでしょうか。これは素直に凄いという印象を受けました。日本の株価もかなり騰がっていますしね。
そして、最近は悪い印象しかない新興国。米国の金融緩和縮小によって、更に新興国の成長が減速すれば、世界経済の成長は更に鈍化するということらしいです。
中国のシャドーバンキングによる流動性逼迫や、中国株安がなんとか下げ止まって反発したりすれば良いのですが、ここにきて、それなりに見れた指標だった『中国製造業購買担当指数(PMI)』の公表を取りやめるという情報も入ってきています。
最近は、このPMIの数値は悪指標が続いており、中国経済減速を見るのに丁度良かったのですが、公表されないとなると不便になりますね。
中国株価の下落とか、公的資金注入で赤字企業を救済していたりするようなニュースでもこまめにみて、中国経済については推測するしかなさそうです。
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