7月に資金供給するはずが、昨日あたりに中国は資金供給を行ったようですね。バタバタしているようです。
[東京 26日 ロイター] - 中国当局が短期金利上昇の「火消し」に回ったにもかかわらず、市場の不安は晴れない。金融改革実現へ中国の本気度が感じられ、成長率鈍化など短期的な影響は避けられないと警戒されているためだ。
中国当局の「火消し」にも不安晴れず、米国も金利上昇の影響を懸念(ロイター)
短期金利上昇を資金供給で抑えたみたいですが、解決には至っていないというのが市場の認識のようです。
そもそもこれは株価対策なのか、金利対策なのか、経済成長のための資金供給なのか良く分からない印象を受けます。ロイターの記事にあるように、やっぱり、本気で金融改革をするのでしょうか。
20日に一時28%まで上昇した指標金利である7日物レポ金利(加重平均)は、26日の市場では8%付近まで低下している。ただ、急騰前の3─5%に対し高止まりしているほか、一時12%まで上昇するなど依然として不安定だ。
市場金利を妥当な金利にするらしいですが、さて、どのような金利になるのか楽しみです。
普通の国であれば、ここまで金利が乱高下した場合、経済への影響が果てしないと思うのですが、中国の場合はノープロブレムなところが凄いです。金融市場が国家の管理下にあるため、どうとでもなるようです。
そうはいっても、不安定な状態は落ち着かせないといけないところですし、最近の経済指標の悪化から、株価が上値を追っていくような展開になるには暫く時間がかかるのではないかと思います。
米国の資産買い入れプログラムの縮小の影響を最も受ける国は中国らしいので、米国の出口戦略が始まる前に少なくともシャドーバンキングは解決しておきたい裏があるのかも知れません。ともかく、やってることが無理やり過ぎるように思います。
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