積極的にドルが売られるという理由もないようでNYダウも下げ止まり、方向感が掴みにくい相場です。ドル円は94.5円には個人の買いも観測されており、一旦はキプロス様子見ムードの為替。
預金が絡むとあってキプロスは混乱が続いているようです。ドイツなどEU各国の動きも波及させないためか、要人発言の一部にリスキーなものがあります。キプロスを救済してもロシアのタックスヘイブン(租税回避地)の恩恵を受けていた富裕層を救済するだけだという過激なものもあります。特にドイツは救済する側として、このオフショアマネーについては敵視しているようですね。
そもそも、キプロスの銀行に1000ドル預けると5年後には1240ドルになっていたようです。EU圏内でもこんなに差があるとは知りませんでした。何ともオフショアショッピングセンター国らしいというか、どこかで歪みがでるのは必至だったと思います。
今のアベノミクス相場も日本の金融緩和の期待観測だけで騰がっているところもあり、こういう神経質な動きについては警戒しておいたほうが良さそうです。
http://sidebusinessblog.blog.shinobi.jp/Entry/288/キプロス 銀行預金の高利率と租税回避地
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