日本のGDPが発表されましたが、予想よりも良かったようです。日経平均株価も9000円台を回復しています。夏場のGDP成長は復興本格化で非常に高成長率が見込まれています。
[東京 2011年8月15日 ロイター] 4─6月国内総生産(GDP)は年率1.3%の落ち込みにとどまるなど、事前の予想を上回り、民需、官公需ともに東日本大震災からの復旧が当初想定以上に進みつつあることを示した。7─9月も内需のこうした堅調な回復がさらに本格化し年率プラス4%以上の高い伸びが見込まれている
もともと日本は供給過多のデフレギャップで苦しんでいたこともあり、電力や資材供給が十分にあれば国内供給力を稼動させて短期間に復興が出来る国なのですね。震災の損失も大きいので本当の意味での経済成長とは言えないかもしれませんが、好材料のようです。
復興での都市開発には耐震設計住宅や新エネルギー開発なども進めれば良いのですが、東北電力管内での電力供給が厳しそうなのが苦しいところですね。日本株式もこの下落場面で買い増したので、それで民間企業を応援して復興に役立てて貰いたいと思っています。
円相場はまだ76円台にあります。もう見慣れてきましたが、為替は日本銀行が動かなければ米国動向で決まりそうなので、米国の動向には注意が必要です。
米国債格下げは計算の仕方がおかしい。再計算しろ! → ドル高要因
更なる金融緩和QE3発動 → ドル安要因
スタンダードアンドプアーズなどの格付け会社批判が何故か米国内で高まっており、せっかくの米国債格下げが是正させられるかも知れません。アメリカは自分のところが都合が悪くなると、経済のルールを変えたがる悪い癖がありますね。
どっちに転んでも米国株高要因にはなりそうですね。もちろん、何もしなければドル安株安局面が続くと思います。日本の円高は一気に進むかと思ったのですが、日本銀行の為替介入があったので横這いという感じです。
日本が為替介入しなければ、今頃は1ドル72円~73円くらいになっていたのかも知れません。凄い時代になりました。
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