いま、一番注目を浴びているのはドル円の76円台になったことですね。77円とか通過点に過ぎず、歴史的水準になっています。
この背景には、当然アメリカの債務危機があるのですが、ムーディーズはトリプルAを維持する方針だったりと情報は錯綜しています。
事実として、円高ドル安が進んでいるわけですから、70円台で資産運用ポートフォリオを組むしかありません。でも秋頃には1ドル70円を割り込みそうな勢いですので、1ドル60円、1ドル50円になっても大丈夫なようにするしかありません。
それまでは何とか需給面のドル買いや、個人投資家がドル建て資産を買うくらいしか抵抗する方法はなさそうです。しかし、これは「落ちるナイフを素手で掴む」ようなものなので、買い過ぎやレバレッジ取引は厳禁です。ともかく、少しずつ米国の株、不動産、資源、債券を分散して薄く買うくらいしかないですね。
なんとか、時間を稼げば輸入品などが有利に買い入れられることで、輸出企業まで効果が波及すれば日本は円高耐性も少しはつけてきているので日本経済は大丈夫だと思いますが、ペースが速すぎるのと2008年のリーマンショックから一方通行で円高が進んでいるのはキツイですね。ここらで、一回円安方向に進んでくれると楽なんですがね。
ともかく、8月2日の様子を見ようと思います。そもそも8月というのは米国債の償還時期だそうで、円高になりやすいデータもあるようです。1ドル30円になっても大丈夫なようにゆっくり海外投資をしようと思います。
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