資産運用をしていると、2008年のリーマンショック、2010年のギリシャショック、2011年の東日本大震災などリスク資産が大きく巻き戻るイベントがあります。
2012年以降に予定?されているものでも中国の不動産バブル崩壊、ギリシャに続く欧州経常収支赤字国のデフォルトラッシュ、米国のデフレ懸念、新興国のインフレ圧力など考えただけでもキリがありません。
大暴落の反対で、リスク資産が大きく膨らむことがあります。これが取れれば、「日本円の預金」という現時点で最強の資産運用に勝てる可能性があります。リーマンショック、ギリシャショックの後に上昇局面がありました。
資産運用をしていると分かるのですが、毎日気持ちが悪くなるくらい資産が増加することが大暴落の後に起こります。「何でこんなに騰がるのか???」分散投資をしているのに利益がガンガン出ているときは利益確定の貴重なチャンスです。
毎月の積立を日本債券、流動性資産、金などの安全資産に重点的に振り分けて、株と債券への積立を見送ります。実はこれだけでも、利益確定に近い効果が得られるのですが、更に投資信託の一部を解約/売却します。
この解約するタイミングで高い信託報酬の投資信託から、低い信託報酬のETFにリレー投資でスイッチしましょう。暴落に向けた準備を着実に行います。リバランスとリレー投資を同時に行って手数料を節約します。全体の運用コストも減らすチャンスです。自分が想定している以上のリターンは利益確定してしまいましょう。
■5万円分の利益確定の仕方の例(リレー投資付き)
15万円分の投資信託を売却⇒10万円分のETFを購入
ブログ主も2010年末~2011年2月にかけて利益が膨らんでいました。これが気持ち悪くて、利益確定の動きをシコシコと行っていたので、3月11日の東日本大震災の下落の影響は軽微で済みました。
十分に分散投資をしていれば、ドーンと利益が出たり、ドーンと利益が落ち込むことは相当レアな現象です。ドーンと利益が出たら利益確定、ドーンと落ち込んでも毎月の積立投資は継続、余裕資金があればスポット的に資金を投入すると効果的です。
逆に分散投資をしていない場合、日々の値動きでドーンと利益が出たり、ドーンと利益が落ち込みます。そして、歴史的な市場変化が起きたときに対応が遅れた場合は市場から撤退しなければならないことも有り得る訳です。東京電力の株式1本だけで運用していた場合、今回の震災で2,000円あった株価が400円以下になってしまっているようです。
絶対安全と思われていた東京電力の株運用のみではリスク分散が足りていなかったということになります。十分にリスクを分散しておいたほうが良いですね。マネックスの内藤忍さんも言っていますが、株式の個別銘柄は一番最後に取り組むべき金融商品です、ブログ主も本当にそう思います。
http://sidebusinessblog.blog.shinobi.jp/Entry/118/大暴落に備えて。利益上昇局面におけるリバランス
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