マクロ経済を考えるのは非常に難しいと思っていました。
そんな不安も、三橋貴明氏のセミナーをyoutubeやニコニコ動画で見ていく中で、自分の中のわだかまりのような暗雲が晴れることが多く、解消されました。
マクロ経済に興味がドンドン沸いてきて自分でも勉強するようになりました。
投資をするにも、マクロ経済の知識は無いよりはあったほうがいいです。逆にマクロ経済の基礎知識がないと、勘違いから大変な損失を起こす可能性があります。
マクロ経済というのは、所得、雇用、消費、投資、はては政治や企業活動、国民の経済活動につながるものであれば、全てが対象となり、それを大局的に把握し、理解し、駆使していく経済学なのですが、専門的な知識と情報処理能力が必要です。入ってくる情報が少なすぎても多すぎてもダメで、判断を間違うと見当違いな経済観になります。
でも、難しく考える必要はなく、シンプルに理解できるように話をしてくれる人です。口コミか何かで、ますます活動範囲を拡げつつあるようで、著作も沢山出されています。
三橋氏の話で最近、面白いなあ、と思ったことを紹介させて頂こうと思います。
「経済成長率10%以上を毎年たたき出している国があります。中国です。GDPの内訳を見ると、個人消費が全く増えていない。増えているのは投資額。
米国の経常収支赤字の多くを占める貿易輸出が2008年のリーマンショック以降、中国は失った。人民元を日本円にして100兆円単位でばら撒きまくって、不動産バブルでしのいでいるだけ。虚構の経済。」
とバッサリ。
聞いているほうは「おおっ!」となります。「空前絶後の経済成長に沸く中国経済!中国最強!人民はみんなお金持ち!日本にも買い物と観光に来て欲しい。ゆとり教育の日本人なんて雇わない!中国人の店員もおいているアルヨ♪正規雇用も増やしちゃえ!」、なんていう空気がある日本においては目から鱗です。
”デフレギャップ”という言葉も良く出てきます。ブログ主はデフレギャップは日本人がお金を使わないからだ!と言われると、なんだか複雑な気持ちにもなります。
日本人の平均貯金額は1600万円らしいのですが、これは日本の富裕層を含めた統計で、若い人達はそんなに貯金を持っていないと思います。持っている人は数十億~数百億の資産を持っている人がいますからね。
ブログ主も含めてですが、そんな人達に過剰に消費をしろと迫るのはちょっときつい気がします。このあたりは、本ブログでも少しずつ触れていこうと思います。
そんなように、言いたいことがすぐ出てきてしまう。そんな凄い人です。
経済についてはブログ主の1000倍以上の卓越した経済観をお持ちの方なので、これからも著作を読んだり講演を聴いたりして勉強させて頂こうと思っています。
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