スタンダードプアーズという米格付け会社が先月末、日本国債をネガティブに格下げしたそうです。知らなかった、今知りました。大変ですねー(棒)。
さぞや、日本経済は大混乱したんでしょう。と思いきや、ゴールデンウィークが終わってみたら円高相場になっていました。長期金利は1.135%とやや金利は低下しているようです。
ネガティブになったのに日本債券は暴落はしていないようです。というか、市場は全く反応しなかったということです。スタンダードプアーズって何なんでしょうか。日本人はあまり、日本国債の信用度は気にしていないと思います。なぜならネガティブになったというのに銀行に預金したまま取り付け騒ぎは起こっていませんし、銀行はその持て余した預貯金で日本国債を買うだけのお仕事をしているのです。温度差がありすぎますね。
どうやら、世の中には日本国債がデフォルトするほうに賭ける金融商品があり、海外の多くの投資家/ヘッジファンドは日本経済が巨額の国債残高が返せなくなり破綻することを想定したポジションをとっているようです。
こういった金融商品をCDSと言うんでしょうか。日本が破綻すると大儲けです。しかし、日本が破綻しなければ高額な手数料を払い続けなければならず、長期的には大損してしまう海外のハゲタカファンドがでる可能性がありますね。
ただ、日本人は外貨を稼ぐ手段を数多く持っており、外貨獲得を何十年も継続し蓄積してきたわけです。トヨタ車は大バッシングに逢い、米国に巨大自動車工場を作らなければならなくなったり、遠くの外国を援助し、不良債権に苦しむ国に資金を融通していたりしています。更に、様々な嫌がらせや、外圧を受けているのにも関わらず経常黒字を維持し続けています。
そんな国が破綻するんでしょうかね?借金しているのは国民ではなく、日本政府なので、少なくとも日本政府は面白くないと考えているんだろうなあ、と思います。
今も安定的に国債は消化されているようなので、とりあえずは様子見ですかね。日本国債がネガティブなのに、いつもと変わらず過ごせるのは本当に不思議です。
http://sidebusinessblog.blog.shinobi.jp/Entry/79/「安定的」から「ネガティブ」になった日本国債
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