更新が滞っていました。
米国の株価が少し持ち直したようで、91円まで進んだ円高も少し和らいでいますね。日経平均10,000円とドル円100円以上を長く保てば日本経済が上向くのですが、なかなかそこまでは騰がりませんね。
日曜の夜、テレビで米国経済の金融工学について、特集をやっていて、それを見ました。
サブプライムローンや企業の借金を肩代わりするなど、数多の「リスク」が市場に存在する。このリスクを物理学者、数学者を世界中から集めてコントロールしようという核兵器のマンハッタン計画を彷彿とするような壮大なプロジェクトが動いていたというのです。
サブプライムローンで借金を返せない、破綻する確率が5%と試算。これを証券化という手法で、限りなくリスクが0%に近いリターンを得られる金融商品を一般投資家に販売。リスクが非常に高いがリターンも高い金融商品を機関投資家に販売するというものでした。
これが米国の住宅価格バブル崩壊により、5%⇒25%に上昇し前提が崩れベアスターンズ、AIG、リーマンブラザーズが破綻/破綻危機に陥ったわけです。実際にサブプライムローンを組んだ貧困層も家は競売にかけてマイホームを手放し、リスクが限りなく0%に近い金融商品としてガンガン買っていた一般投資家も損失を被る結果になった。ということです。
それが世界中に波及し、輸出立国の日本への影響も大きく、大底はうったようですが、なかなかリーマンブラザーズ破綻前の水準に戻りそうにありません。
現在は天変地異というリスクを証券化した金融商品?を開発中ということらしいという含みをもたした内容で番組が終了しました。結構、見ごたえがあって、勉強になりました。
http://sidebusinessblog.blog.shinobi.jp/Entry/55/CDSと証券化手法。米国の金融工学が引き起こした脅威
スポンサードリンク
COMMENT