アベノミクスの矢が秋に放たれることになるのでしょうか。
[東京 9日 ロイター] - 安倍晋三首相は9日午前、NHKの番組で、秋に第2弾の成長戦略に取り組み、思い切った投資減税を行う考えを示した。また、現在の国会を延長する考えはないと明言。7月21日に参議院選挙を行い、自民・公明両党で非改選議席を合わせて過半数の議席を獲得したいと語った
秋に成長戦略第2弾、思い切った投資減税決めたい=安倍首相 (ロイター)7月21日に参議院選挙と秋に成長戦略と思い切った投資減税を行う考えが示されました。投資減税とは、NISA口座とはまた別なのでしょうか。まだ発表する段階ではないようですね。
米国のマネタリーベース輸血し放題の株高好景気か、日本のアベクロミクスによる経済成長が、今後の世界経済をプラス方向に引っ張っていく可能性が高いと思っていますが、なんというかどちらも「ウォール街戦略」みたいな金融立国的な面が強いのが気になります。
ただ、白川(旧)日銀総裁の「物価安定(実際にはデフレ)」だけの中央銀行ですと、真綿でクビを締められるように日本経済が死んでいくことになりますし、ここまできた以上、突き進むしかないところだと思います。
と言っても、ここ最近のボラティリティの高さはいかに長期投資家と言えども気にしてしまいます。リバランスをしていたポートフォリオも逆方向に崩れてしまいました。
ただ、リバランスをしていなければ、歴史的なアベノミクス急騰相場も『行って来い』で終わってしまった可能性もあります。投資において『リバランス』というのは本当に重要だということも良く分かりました。
ということは、逆に急落場面ではリスク資産を増やしていくリバランスも重要だと思います。そして、来週にはドル円103円に戻るのか、来年にドル円103円になるのか、それすらも予測できません。というわけで、コツコツ積立(時間分散)も同じくらい重要です。
でも最近は、こういう投資家対策なのか、1週間で行うべき調整を1日で行うような激しい動きが気になります。暗黒の木曜日前の日経平均急騰の高値とか、ドル円103円になったり、資源国通貨豪ドルが105円になったような天井でのリバランスはタイミングが合わなければ難しかったと思います。
こればかりは、「頭と尻尾はくれてやれ」というので捨てるしかないと思います。とれればラッキー程度でしょうか。
なんとなく自分の投資のスタンスを確認するような記事になってしまいましたが、ドル円103円は日本のマネタリーベースが本当に2倍になるのであれば可能な水準ですので、いつかは戻ると思います。逆に日銀・アベノミクスの方針がぶれるようなことがあれば、このあたりの楽観論は捨てたほうが良いと思います。
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