米国の長期金利が上昇中。債券から株などのリスク資産への動きが鮮明になりつつある兆候ということです。
[東京 29日 ロイター] 米超緩和策の出口戦略発動が意識される中、米長期金利が2.1%台に上昇している。この動きは、世界的なリスクオン心理の広がりに伴うマネーシフトを誘発するとともに、米国債下落で生じる損失を保有日本国債の利益で穴埋めしようとする国内銀行勢の取引を発生させる可能性がある。
米出口政策の本格化で日本金利に上昇圧力、株は分かれ道に (ロイター)
金が暴落したのも、株へのマネーシフトだったのですが、最近では米国債からもマネー流出が本格化しているようです。これにより、日本の長期金利も更に上昇していく余地(1.2%くらい)が生まれるらしいです。
日本のアベノミクス相場 (円安トレンド発生)
⇒ 日米発のリスクオン相場 (株高+長期金利上昇)
⇒ 米国の出口戦略相場
(アメリカは軟着陸できれば成功、そのとき日本はどうなるか?分かりません)
というような流れが今後、進んでいくのでしょうか。
日本も米国経済に連動できるだけの経済活動、金融政策、成長戦略が整えば、経済大国として返り咲くことができるのかも知れませんが、おそらくこの米国の大きな経済の流れに飲み込まれてしまうんじゃないか?という危惧を抱いています。
日銀の金融緩和については、やはり米国に合わせて実施しておくべきだったような気がしています。日本だけ世界と違い3年遅れているので、このタイムラグはちょっと危ない感じはします。
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