今日の日本株は下落、円高も進んでおり100円台後半です。
[東京 27日 ロイター] - マーケットは依然不安定だ。日経平均は1万4000円付近、ドル/円は101円付近で下げ渋っているが、個人投資家からのドル売りや、海外勢からの日本株売りが出れば、再び株安・円高が連鎖的に進む可能性があるとみられている。
マーケットは依然不安定、押し目買い控える海外の長期投資家(ロイター)
今までの買いの主役だった海外勢は様子見ムードということです。
あの程度の『中国の経済指標』でここまでなるということは、そもそもの上昇路線が蜃気楼マネーによるものだったところが少なくなさそうです。何かの仕掛けが重なるとちょっと危ない感じもしてきました。
日本の金融政策を評価している層は買いを入れてくれそうですが、別に必ず先行して織り込まないといけないというわけもなく、様子見が長いこと続くことも有り得ます。
為替では豪ドル円97円などの資源国通貨安も気になっています。例の如く、個人投資家に高値で掴ませているうちに、このあたりをしばらく上下してスキャル天国みたいな短期筋の狙い通りになってしまうんでしょうか。市場への期待ということで純粋な投資としてせっかく集まったマネーをプロが吸い尽くしたところで、ドーンと下げるとかの嫌なシナリオも浮かびます。
またFXプライムによると、厳しい評価損を抱えたドルを高値で掴んだ個人投資家も観測されており、この層のドルロングポジションを投げさせるような仕掛けがあるかも(株安と連動したスパイラル的な動きの恐れ)と、ロイターの記事で注視されています。個人投資家が103円⇒105円を予想してFXでドル買いをした、ということでしょうか。逆に投機筋の円ショートポジションはかなり解消されているということです。
そうなると、日本のFX個人投資家の狙いを外させるチャンス。100円割れでストップ狩りみたいなことも起こりえるので一時的な値動きには要注意です。
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