木曜日の大幅下落と、金曜日の変動幅が大きい大荒れの相場だった日本株式。
まだ、調整なのか、天井に到達したのかは判断つかない状況です。とりあえず、短期筋の利益確定に投売りが誘引された部分が大きいため、あまり分析しても本当のところはわからないと思います。そもそも、上昇が急激過ぎたような気もしています。
短期筋の仕掛けとは言え調整が始まったため、もみ合いが続き、このあたりで材料待ちのレンジを形成する可能性もあります。今までの日本株は「パフォーマンスの良さ」で買いが集まっていたという要素が強かったので、日本株もここらでしっかり調整したほうが良いと思います。
今織り込んでいる材料としては、「中国の弱い経済指標」、「米国のFRB資産買い入れプログラムの縮小」と言った悪材料ですね。リスク資産の巻き戻しが起こりやすくなっている感じです。こういった利益確定売りにパニック売りが重なって、更に押し目買いの買い勢力がぶつかりあっている激しい相場でした。買い一辺倒だった日本株ですが、警戒感が少し強まり疑心暗鬼相場に変わるのかも知れませんね。
資産運用状況を確認していますが、儲け過ぎていた部分は減っているようです。アベノミクス相場では『利益確定売り』しかしておりませんので、株価が上昇しても下落しても良いのですが、大荒れ相場はあまり嬉しくありません。
なんとか水曜日に出した利益確定注文は約定されておりまして、今月の利益確定分は達成しました。一安心です。更に純金信託ETFはプラスを示しています。こういうときは安全資産は強めの値動きをしてくれているので安心感があります。
こういう相場を見ると、やはりリバランスをしっかりしておくことは重要ということを再認識しました。と言っても、日本株式14,000円、ドル円101円なんて言う水準はまだまだ驚くべき数値だと思うのですが、これよりも高値を見てしまった後はなんとなく下がってしまったという印象が強いという不思議な感覚です。
これは『アンカリング』という投資家心理ですね。こういう自分勝手な感覚で資産運用取引をしてしまうとハマッてしまう恐れがあるので注意が必要です。金融工学によるポートフォリオリバランスを粛々と続けていくのが良いと思います。
http://sidebusinessblog.blog.shinobi.jp/Entry/348/大荒れの株式為替相場、上昇相場が崩れる?
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