黒田バズーカによって国債から社債にマネーが動いたようです。
[東京 22日 ロイター] 社債市場の需給がひっ迫している。黒田日銀の「異次元緩和」で混乱が続く国債市場を敬遠し、比較的利回りの高い社債を選好する投資家が増えているためだ。
前週は起債総額が異例の1兆円近くに膨らんだが、難なく吸収。国債金利低下による運用難に加え、アベノミクス効果で企業の業績改善期待が高まっていることも、社債投資を後押ししている。
国債より社債選好の投資家、週1兆円の発行を難なく吸収 (ロイター)同じ国内債券カテゴリーということで、為替リスクはなく、国債よりも利率が高いということで運用先に選ばれているようです。
ロイターの記事によると社債発行の目的は社債償還ということで、まだまだ企業の経営状況は厳しいのかもしれません。企業側は低金利で長期間の社債を調達できる最後の機会かも知れないと見ているようです。
国債から社債や株にマネーが分散する効果が出てくれば、日本国内のお金も回り始めて経済活動が活発化するのでしょうか。最近、これがデフレを克服できる唯一の方法と言っている要人発言もあったような記憶があります。
ただ、すぐに景気回復とはならず、麻生財務相も自立的な経済成長は2~3年先と見ているようです。為替や株価の反映は半年くらいで早いのですが、企業活動/消費活動への効果が出てくるのにはかなりの時間がかかりそうですね。
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