日銀の異次元金融緩和により、円建て金価格は5,000円台を回復することになりました。
金を更に買い増ししようかなあと土日に考えていたのですが、あっというまに急騰して買い増しのチャンスを逃しました。4月9日現在、金1gが5,029円です。5,000円の大台にのってしまいました。
金価格は、金融政策が適切に運営されているか否かの指標である。これまで、過度に通貨価値に配慮した金融政策が日本経済の低迷を招いてきたことを考慮すれば、現在の金融緩和政策が必ずしも批判されるべきものではないと考えている。ただ、こうした紙幣増刷政策に危機感を覚える向きが増えてくれば、円建て金価格に上昇圧力が働くことになる。ドル建て金価格とは独立した価格形成を開始した円建て金価格は、異次元金融緩和策の通知票として有効な指標となるだろう。
日銀の異次元金融緩和、円建て金価格は5,000円台を回復へ (小菅努 | 大起産業(株))
紙幣増刷政策の危機感で円建て金価格は上昇する要素があり、ドル建ての金価格と円建ての金価格の動きが違うことは、異次元金融緩和策の動きを測る有効指標になるとのことです。
既に安全資産とは言えなくなってきているのかも知れない「金投資」。日銀の異次元金融緩和策に敏感に反応するインフレヘッジ商品と考えたほうが良いのかも知れません。今までは円の価値が安定して高かったので、安全資産として機能していたのが、今はリスク資産と同じような動きをしています。
金投資については、インフレ対策として引き続きポートフォリオに入れますが、日銀がマネタリーベースを増やすとなると安全資産としての機能は期待しないほうが良いのかも知れませんね。
近い将来、インフレターゲット2%に対して行き過ぎているなあ、という場面があったと仮定して、日銀の異次元金融緩和の調節が行われた場合、反落してしまうリスクがありそうです。
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