この暴落相場で、だいぶポートフォリオが痛んだので、控えていた投資用流動性資産を使って、先進国株式、日本株式を買い増ししました。純金ETFも換金売りが出ているという情報から、少しだけ買ってみました。どうせ、こんなことが起こるだろうと思って隠しておいた夏のボーナスを証券会社に入れて、投資用流動性資産も回復させました。
新興国株式、新興国債券の下落っぷりが凄いです。あと、海外リートも凄いですね。震源地の米国の株式並みか株式以上の下落のように思えます。それだけ、米国債の信用が揺らいだことで米国がリスクマネーを引き上げたということでしょうか。
そして、向かった先はというとスイスフランと日本円にマネーが集まっているようです。円相場は先週に日本が為替介入をしたので、ちょっと大規模な円売りが観測されると「レートチェックの騙し」と区別することができず誤認し、投機筋が円を手放すそうです。これを考えると、野田財務相が為替介入をした意味が少しはあったかも知れませんね。どれだけ持つかは微妙ですが、76.25円を割らせないように神経戦が続いているということです。
もう、安全資産のスイスフラン、日本円、ゴールドなどは飽和状態なのか、結局暴落して市場に浮いたリスクマネーはまた株式市場に戻って暴騰をしています。何がやりたいのやら・・・
日本でもFXのレバレッジ規制が強まったり、米国では金先物取引の規制、欧州の一部では空売り規制をしたり、金融界のルールが変わっています。これはアングロサクソン型の経済からライン型へ逆戻りしているようなルール変更です。金融重視から産業重視に資本主義が戻っていくのでしょうか。
アングロサクソン型の最たる金融立国の英国では、黒人移民などが店襲撃、通行人から略奪、放火、器物損壊が続いているのですから、アングロサクソン+他民族共生の社会が終焉を迎えようとしているのかも知れません。
日本も小泉政権がペイオフで総仕上げをしましたが「金融ビッグバン」とか言ってアングロサクソン資本主義になるかと思いきや、お金を持っている層がお年寄りなので反応が悪いのかアングロサクソン金融国家にはなりきれていませんね。投資資本より貯蓄資本のほうが多いのは変わっていません。
「銀行に預けても利子は殆どつかない!ペイオフで銀行は1000万しか保証しませんよ!金融の規制緩和で多種多様な投資ができるようになりますよ!日本国家は破綻する、日本円で持っていても無駄!」とマスコミ使ってココまで煽っても貯蓄する国民性なので、英国のようには日本はならないでしょうね。
ボラティリティが少なくなるので、投機筋にとってはマイナスですね。逆の意味をとればインデックス投資が有利になっていくんでしょうか。このあたりの情報はこれからもドンドン集めていきたいと思います。
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