最近、全くいいところが無いJ-REIT。東証REIT指数を確認してみると、あまり良くない動きをしています。

東日本大震災の影響があったので、仕方ないかなあ、と思いきや。チャートを見てみると3月11日で急落はあったものの、下落トレンドはもっと前から始まっていたことが分かります。
そもそも900ポイント程度だった、東証REIT指数が急激に値上がりしたのは2010年10月に「日本銀行によるJ-REIT買入」発表があったからです。2011年7月までに実際には、そんなに大きな金額を日本銀行は買っていないので口先介入のような状況でもあります。
釣られて購入した投資家達が売却に回っているとも思えますが、そもそも日本銀行が何故J-REITの買入を発表したのでしょうか。「地価下落を止めないといけない」「デフレ脱却には小口で影響の出るJ-REITが有効」というような発言がありました。
そしていよいよ、2010年12月16日に日本銀行が購入したJ-REITは22億円!?と本当に小額だったようです。ここから下落トレンドが始まっていますね。これで落胆した人達が増えていったのでしょう。この1年の値動きのトリガーは全て日本銀行によるものと思われます。
予想以上にJ-REIT指数が騰がったことで、「シメシメ、大量に買ってくれてありがとう!上手くいったわい」とでも思ったのでしょう。
さて、1000ポイント割れも見えてきたJ-REITですが、そろそろ日本銀行が口先介入するに至った900ポイントも見えてきたので、本当に日本銀行が買う番だと思います。指数も程よく下がってきたので、J-REITの増資も考えてみようかなあ、と思います。
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