不労所得と言えば、ロバートキヨサキ著「金持ち父さん貧乏父さん」という書籍は避けては通れません。大学を卒業するだけで、全員億万長者にはなれません。お金の勉強もしましょう、という本です。
お金というのは2種類に分かれます。「資産」と「負債」です。
資産:預貯金、金融証券、賃貸収入を生み出す不動産
負債:借金、住宅ローン、持ち家、自家用車、賃貸収入を生み出さない不動産
この見分け方はお金の流れにより変わります。資産と負債はそれぞれプラス、マイナスのお金の流れを作ります。この「お金の流れ」が「キャッシュフロー」と呼ばれています。キャッシュフローを考えて、自分の資産、自分の負債を考えて管理します。
資産を限りなく多くして、負債を限りなく小さくする。そのキャッシュフローの流れをプラスにもって行き、そのキャッシュフローの大きさまでも最大限にしていくということです。これが基本であり、全てです。
キャッシュフローがプラスであれば、「金持ち父さん」に向かっていきます。キャッシュフローがマイナスであれば、「貧乏父さん」に向かっていきます。
ちなみに、日本のサラリーマンは、通常は結婚して、子供を生んで、車を買い、住宅ローンを組みます。この負債金額と生涯収入がおおよそ釣り合っており、寿命を迎えるときには葬式代で綺麗さっぱりゼロになるように日本社会は作られています。
貧乏父さんも金持ち父さんも生み出さない、”総中流社会”という世界にも稀なバランスを戦後生み出すことができた黄金時代がありました。しかし、終身雇用の崩壊により、この黄金時代はもはや訪れない、という危機感をもったほうが良いと、「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで思いました。
金持ち父さんが人生幸せかどうかはわかりません。総中流社会のほうが日本人全員幸せを掴み取れるのではないか、とも思います。ブログ主も総中流社会を強く望みます。
しかし、今の日本を見ると年収200万円時代のワーキングプア、就職率が50%の大学もある新卒就職戦線崩壊、突然のリストラなどが一部の人の問題ではなく、当然の社会の流れになっています。
この”ワーキングプア”というのが、「貧乏父さん」です。なんか、ワーキングプアと呼ばれるとカッコ良く感じてしまうのは日本政府とマスメディアの戦略です。騙されないようにしましょう。「貧乏父さん」です。
世界を見渡してみれば日本は金持ち国家です。努力して金持ち父さんになることはまだまだ出来ると思います。まずは、自分を取り巻く”資産と負債”、”お金の流れキャッシュフロー”を理解し、管理することから始めましょう。
かなり前のベストセラーなので、古本屋さんや図書館に行けば安く手に入ったり、読めるかも知れません。amazonのロープライス品は安いですね。近くのブックオフでは850円していました。新品はかなり高くてブログ主は必死の思いでお金を出して買ったのを覚えています。
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