投資信託を毎月数万円単位で積み立てて、10万円~20万円まで貯まったらETFにスイッチ、リレー投資をしている方はかなりいらっしゃると思います。
ブログ主も分散王子の内藤忍さんの著作を読んで、投資信託からETFへのリレー投資を行っています。これはなかなか良い手法で気に入っています。なんとなく、株式取引をしている錯覚を覚えます。株式取引を覚えるのにも丁度良い練習になると思います。
そこで、毎月STAMシリーズなどを買っているのですが、いざ売却するときに信託財産留保金と言う費用がかかります。0%~0.3%です。解約手数料のような費用負担が発生しますので、近視眼的にはリレー投資には合わないかも知れません。
そもそも、STAMシリーズのような信託報酬の少なさでは、ファンドの運営はシビアだと思います。内藤忍さんのブログでも色々言われているようです。信託財産留保金0%は”客寄せ”効果を期待してのことだと思っています。
それにノーロード、積立投資を設定して、リレー投資で貯まったところで逃げられてしまうとファンド運営としてはきついものがあると思います。逆に考えると、信託財産留保金が0%のファンドは逆に、ブログ主のようなリレー投資を目的とする個人投資家が集まると思います。
リレー投資の解約の度にコストを負担するのは、リレー投資を行わない長期運用している人達に降りかかります。
受益者負担の考えで、僅かではありますが、やはりリレー投資を行う側が支払うべきであるとブログ主も考えます。ブログ主も信託財産留保金は払おうと思いますし、信託財産留保金を設定しているファンドを選択したほうが、リレー投資するにしても有利に働くのではないかと思います。信託財産留保金が0%だと逃げられやすいので、純資産総額が安定しないのも困るからです。
新興国株式は0.3%とちょっと大きいので、新興国株式ETFを直接買い付けています。新興国債券はETFにはアジア債券しかないので、リレー投資は行わずSTAMシリーズで運用しています。
信託財産留保金が高すぎても困りますし、0%でも困るということです。自分が適切だと思うファンドを選択したいものですね。
ちなみに毎月分配型のグローバルソブリンオープンの信託財産留保金は0.5%です。ちょっと高いんじゃないでしょうか?これは「一回買った客を逃がさない!」というメッセージにしか思えないです。
第150期~第155期までの解約口数は395,617,635千口、解約金額は528,113,245千円です。
半年で、5281億円!!!の解約となっているようです。怖すぎです。信託財産留保金が0.5%なのに解約するというのは、グロソブを買うような慣れない御老人や初心者投資家にとっては大決断だと思います。運用結果や運用スタンスについて、完全に見限っているということだと思います。
外債ETFはグローバルソブリンオープンの対抗馬として、論じられることもあります。国際投信投資顧問社長はバッティングしない、と発言しています。さてさて、数年後にはどうなっているんでしょうか。楽しみですね。
http://sidebusinessblog.blog.shinobi.jp/Entry/103/信託財産留保金とは、解約の際の置き土産
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