貿易黒字が多い日本:電気製品や自動車を製造して、海外に輸出して外貨を稼いでいます。
所得収支が多い日本:対外純資産は19年間世界一の日本。この資産からの利息、分配金の利益で外貨を稼ぐ。
日本人は貯蓄して、消費と投資に回さない民族であるのと同時に、エコノミックアニマルとして過労死するほど労働して外貨を稼いでいます。これを何十年も続けてきたのです。するとどうなるでしょうか。
経常収支黒字を続けて、世界中からお金を集めます。その集めたお金はタンス預金、ゼロ金利の銀行預金になり、殆ど動きません。仕方が無いので、(利権を作りながら)政府が無理やり回していました。その額が1000兆円に到達して、これ以上は政府も回すことが出来ない。これが今の日本経済です。
国債は政府の借金であり、国民の借金ではなく、国民が債権者です。経常収支黒字を何十年も続けている日本が借金しているわけがありません。対外純資産は266兆円で19年連続世界一なのです。
本来であれば、外貨を稼いだのであればそれを国民が日本国内で回して税収という形で政府が受け取り、その税収の中でインフラ整備や経済対策が出来るのが一番良いと思います。
そして、今は需要が供給を下回り、デフレ不況が日本で発生しています。今の日本人は銀行に預けていても預金額は増えませんが、デフレで購買力が増しますので、何もしなくても実は利息収入を得ているようなものなのです。
デフレというのは通貨の価値が高くなることでもあります。昨年と同じ経済活動していても日本円の流通量が減るのですから、円高になります。
このままでは、日本国民は働かなくても蓄えているだけで金融資産の価値が高まり、生活出来てしまう。その逆で、政府は国債を発行し続けて、毎年の予算に苦労して、政策も制限されてしまいます。
そこで、政府としてはなんとしても日本人からお金を奪いたい。タバコが420円になったり、扶養控除が無くなったりして、無理やり日本人からお金の回収を進めている一方、消費が望める?子育て世代に子供手当てという贔屓とも言えるばら撒きをしています。
増税というのは景気減速しますので、ますます日本人がお金を使わなくなってしまい、景気対策ではありません。少子化対策であれば、独身世代に十分な雇用を確保したほうが良いのに、何故か独身は叩いて子育て世代を優遇していますので、チグハグです。
ジレンマとも言えるかも知れません。資産家がこたつで餓死した事件がありましたが、日本経済はそんな変な状況なんだと思います。
http://sidebusinessblog.blog.shinobi.jp/Entry/100/巨額な借金を背負った日本?日本政府は日本人の資産を狙う
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COMMENT
こんばんは♪
いつも貴重な情報ありがとうございます!
本日のとても参考になる情報に、応援ポチです♪
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コメントありがとう
こんばんは、Tomokiです。
コメントありがとうございます。
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